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NADA SURF [US]
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「ウィー・アー・ナダ・サーフ・フロム・NY! ファースト・タイム・イン・ジャパン! ソー・エキサイテッド!」という声とともに、のっけから“Hi-Speed Soul”でフロアを熱く煽るのは、これが正真正銘初来日となるNada Surf。熱く盛り上がるフロアを見回して「ソー・クレイジー!」と満足げに言ってみせた後で、珠玉の名曲“Whose Authority”を披露。
「みんな、こうやってごらん」的なMCとともに、“Inside Of Love”ではオーディエンスと一緒に右に左にステップを踏んで揺れてみせる。米ドラマ『MENTAL:癒しのカルテ』主題歌にも起用された“Weightless”、そして“Beautiful Beat”の、ギター・サウンドの銀河を流れていくような快感! 聴き手にひとことひとこと問いかけるような、“Popular”の切迫感! “Always Love”で咲き乱れる華麗なメロディ! 
最後は「みんな『ファック・イット!』って歌ってくれ!」と、ステージ&フロア一丸となって禁断のコール&レスポンスをかますロックンロール“Blankest Year”でエンジン全開で加速……「ニホン、サイコー!」のマシューの声を残して、日本初アクト終了!

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2日目もマシューの「ヴェリー・エキサイテッド!」という挨拶でスタート。
正真正銘「日本初ライヴ」だった前日に比べ、3人ともいくぶんリラックスしたせいか、この日の音ははるかにアグレッシヴに響く。「ASIAN KUNG-FU GENERATION、呼んでくれてありがとう!」という挨拶に大きな歓声が沸き上がる。後のMCで「あれはマキシマムザ亮君じゃないですよ」とゴッチも紹介した、ドレッド・ヘアのベース=ダニエル。ワイシャツ&ベスト姿に、なぜか手ぬぐいを頭に巻いたドラム=アイラ。そしてとびっきりの笑顔をフロアに向けながら1曲1曲軽快に、しかし真摯に歌い上げていくVo・G=マシュー。“I Like What You Say”であっためた会場の空気を、“Weightless”のメロディアスなサウンドスケープでクリアに塗り替えていく。
そして後半、“Fruit Fly”のアグレッシヴなビート! 「アイシテマス!」というマシューの言葉を挟んで“The Way You Wear Your Head”で疾走するバンド・アンサンブル! 最後はまたも「ファック・イット」大合唱の“Blankest Year”! 「ミンナ、チーズ!」とカメラを構えてフロアの写真を撮っていたマシューの姿に、手応えと嬉しさがにじみ出ていた。

■7月19日
01.hi-speed soul
02.happy kid
03.Whose Authority
04.inside of love
05.I Like What You Say
06.Weightless
07.Beatiful Beat
08.Popular
09.always love
10.blankest year
■7月20日
01.hi-speed soul
02.happy kid
03.Whose Authority
04.inside of love
05.I Like What You Say
06.Weightless
07.Fruit fly
08.The Way You Wear Your Head
09.always love
10.blankest year

文/高橋智樹 | 写真/TEPPEI,中河原理英